参加できるまでに半年待ちました。有名な典座さんが講師の精進料理教室。静岡県袋井市にある禅寺・可睡斎での教室に5月18日に参加してきました。お寺についてはブログ「オガワールドS-Life」でご紹介しています。
当日9:30集合、献立の紹介の後、早速庫院(厨房)へ。12時ごろ出来上がり、控室に移り、料理を頂きました。献立をご紹介します。
【献立】
一、平皿:髙野豆腐、南瓜、椎茸、飛竜頭、こんにゃく、人参、ブロッコリー(上段左)
二、木皿:アボガド春巻、いなり餅、すいか(上段右)
三、坪皿:胡麻豆腐、敷味噌(中段中)
四、中皿:空心菜、舞茸、じゃが芋(中段右)
五、小皿:空豆道明寺(中段左)
六、香皿:小メロン漬(下段中)
七、汁椀:味噌汁(下段右)
八、親碗:豆御飯(下段左)
※ 牡丹餅はおまけ(上段中)
献立の補足
一、煮物の炊き寄せ
二、高野豆腐、南瓜、椎茸、飛竜頭の炊き寄せ。春巻にエノキ茸の煮物入り。いなり餅の餅は道明寺粉、すいかは熊本産でした(写真は小金山先生)
三、胡麻豆腐は今回は練りごま使用
四、油炒め物
五、空豆は皮を取って水に砂糖と塩で軽く煮る。道明寺で豆を包み蒸す
七、具は、大根、わかめ、シメジ
八、豆はグリンピース。ご飯を炊くときに酒を少々いれる
調理に参加して気づいたことは
●調理時間が短い。献立にもよりますが主には1品10分程度。
●先生も調理場を小走り。作業が早い。
●大きな声は全くない。手伝いのお坊さんに掛ける声も優しい。
●調理場は広い、ピカピカに掃除されている。
先生から教えていただいた精進料理の調理のポイントは、
●できるだけ出しは使わない。うまみは野菜などから出る。
●味付けは主に砂糖と塩、醤油と酒も場合によっては使う。
●アクはとらなくてよい。うまみになる。
●空心菜は茎が堅いので柔らかくなるまで火にかける。(調理時間がちょっと長い)
●材料の大きさは丁寧にそろえる。
●炊き合わせ(上記一)は、それぞれ別に調理する。調理時間が異なる。煮崩さない。
料理を頂いての感想は
精進料理の代表胡麻豆腐は火にかけた鍋の中身を40分位混ヘラで混ぜていた常連の生徒さんはへとへとになっていました。鍋の底を焦がさないように混ぜるのがのがコツだそうです。豆腐はダマがなくとてもおいしくいただきました。
先生が調理されている姿がとても楽しそうに見え、料理、食べること、食べてもらうことがとてもお好きなことがよくわかりました。先生の調理される姿を生で拝見できたことがなによりでした。私も教えていただいたことを参考に調理して、そのうち人に食べてもらえるまで精進したいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。